相賀小学校は、明治7年(1874年)に「公立小学校成育舎」として創立し、今年で150年目となる伝統ある学校です。『誠實』が明治40年から脈々と受け継がれている本校の校訓です。それは、何事にも真摯に向き合い、まじめに取り組むことができる相賀っ子の姿でもあります。相賀地区ならではの人情豊かで温かな風土も、この校訓によって長年育まれてきたものです。そんな地域と保護者の皆様に支えられ、育っている自慢の学校です。
地域の皆様に愛され、地域の皆様に育てていただいた本校は、児童数の減少に伴い、令和6年度には島田市の北部地区に位置する4校と島田市立島田第一小学校が統合し、小規模校から大規模校に移行することとなりました。今年度は統合前の最終年度となります。今までお世話になった皆様への感謝の気持ちを発信できるよう様々な教育活動を考えてまいります。そして、思い出深い最高の1年を創りあげたいと思います。
そこで、令和5年度の重点目標は、「最後まで とことん みんなで話し合い みんなで創りあげていこう!」です。「対話力」と「創造力」の資質・能力の育成を図ります。統合までに自分たちがどんな姿になればよいのかを考え、自分の考えをもとに、多くの人と対話しながら実感できる活動を子供たち自身で創りあげてほしいという願いが込められています。
その中で、相賀の地域・人の魅力を再認識し、感謝の気持ちをもち、相賀の未来に想いを馳せ、今、自分ができることを実践していこうという気持ちを育んでいきたいと考えます。仲間同士が思いや願いを語り合い、前を向き、切り拓くたくましさを身につけさせたいと考えます。
令和5年4月
島田市立相賀小学校長